大阪市の認可保育所の平成26年4月一斉入所の申込期限は11月1日(金)、明日となっています。
まだの方はお急ぎ下さい。

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平成26年4月開所が危ぶまれる新設保育所を書いたところ、「ここの保育園は大丈夫かな・・・」といった声が寄せられました。
建設スケジュールの遅延(東日本大震災の復興事業の影響により、資材・職人が不足していると聞きました)や大阪市で保育士の求人倍率急上昇 アベノミクス効果が主な理由だと考えています。
不安を煽る意図はありませんが、新設保育所へ入所申込を行う際は「予定通り、平成26年4月に開所できるのか」と区役所にお訊きするのをお勧めします。

また、りんりん保育園(西区)について新たな情報が得られたので、紹介ページにて補足しています。
ご覧下さい。

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大阪市の特徴の一つに、大阪市HPに市長会見が全文掲載されている点が挙げられます。
他の自治体ではあまり例がありません。
ここで市長や市としての決定事項や方針が窺えます。
直近の記者会見から、保育所などに関係する内容を抽出します。

なお、会見要旨は下記の通りです(会見全文から作成)。
・ハード面の拡充をしても保育人材の確保が重要なので、認可保育所への就職支援を開始する
・厚生労働省が新たに策定する待機児童基準にあてはめると、待機児童数はもっと増えると思う
・保育ママ事業をどんどん進めていきたい

【大阪市保育士・保育所支援センターを開設します】
次が大阪市「保育士・保育所支援センター」を開設します。今、待機児童解消に向けてですね、保育所の新設や認定こども園の活用、また保育ママ事業の実施など取り組んできておりますが、ハード面をどんどん拡充してもやっぱり重要なことは保育士さんでありまして、これは国もですね、保育人材の確保ということが重要だというような認識では国もそういう認識を持たれてると思うんですが大阪市も同じです。特にですね、保育士資格を保有しているけれども現在保育所に勤務していないという方、潜在的な保育士さんが多数いらっしゃって、そういう保育士資格を持ってるけれども今保育士として働いていないんだよという方にですね、もう一度保育士として働いていただけないかなという思いでですね、今回大阪市内の認可保育所への就職支援を開始します。窓口としては梅田センター阿倍野センター開設をします。フリーダイヤルで問い合わせができます。目標としては大阪市内の認可保育所への就職者数を170人以上と。
この委託先事業は民間会社株式会社ニッソーネットにやっていただくことになっていますが、保育所への就職を検討されている方はですね、是非積極的に一度この事業を活用していただきたいと思っております。支援センターこういう窓口がコーディネーター役になりましてね、保育所からの求人相談とか保育士さんに対するいろんなアドバイス、それからマッチングですね、そういうことをしっかりやっていく。で、特に保育士資格を持っていながらちょっといろんな事情で保育現場から離れてしまった方がですね、やっぱりもう一度保育現場に復帰する際にですね、ちょっといろいろこうなんていうんですかね、実務経験から離れてしまったので感覚を取り戻すのに不安があるというような方が多いということも聞いておりまして。そういう保育士資格を持っている方にですね、再就職の支援研修をやっていきたいとも思っております。免許持ってるけどもしばらくちょっとなんていうんですかね、それを現場で使っていなかった。だからちょっと支援、研修をやってもらえればというようなことにもしっかり対応していきたいと思います。是非保育士資格を持っているけれども現場離れてしまってちょっと現場に戻るの不安だというように思われている方、そういう方がいらっしゃればですね、この大阪市のですね「保育士・保育所支援センター」を是非活用していただきたいと思っております。

平成25年10月25日 大阪市長会見全文

ABC 木原記者
すいません、もう1点だけ。大きな枠組みの話で、堺市長選も終わって次の大目標は都構想だと思うんですが、大阪市政として次の1年取り組む重点課題は何なんでしょうか。

市長
いやいっぱいありますよ。教育もそうですし、子育て支援のところで待機児童の解消もそうですしね。あれ、今度厚生労働省が基準を出して待機児童については一定の基準を設けるってことをやると、横浜も待機児童ゼロにはならなくなると思いますよ。あれ、大阪も多分数字がもっと増えると思いますね。今まで基準が曖昧だったから大阪市の方も横浜方式に合わせたらぐっと待機児童の数減りましたけども、厚生労働省が今度出す基準でもしやっていったら待機児童また一気に各自治体どんと増えると思いますね。でもそこには僕はやっぱり保育ママ事業っていうものをどんどん進めてね、今順調にいってますから、待機児童の解消ってものも努めていきたいし。もちろん教育改革っていうものはこれから、ICTもそれから塾代助成もどんどん進んでいくし、高齢者の皆さんに対しても特養前倒しで、特養の計画前倒しで進めていきますから、これもやっていかなきゃいけないし。市政改革もまだまだ残ってるし。そらね、もう言い出したらきりがないくらいこれ課題があって、大学統合も病院統合も。

平成25年10月9日 大阪市長会見全文