大阪市の保育所等利用待機児童数について(平成29年4月1日現在)が発表されました。例年より2週間も早い発表です。

大阪市は12日、4月1日時点の待機児童数が前年から52人増えて325人となったと発表した。増加は2年連続で、利用申込者数の増加ペースに保育所の新設と定員拡充が追いついていない形。吉村洋文市長はこの日の庁内会議で「これまでと同じ対策では解決しない。平成30年4月の待機児童ゼロをめざし、保育ニーズを最優先にして取り組んでいく」と述べた。

市によると、4月1日時点の新規利用申込者は1万5101人(前年同期比740人増)に上った。市は28年度、新たに約2千人分の枠を整備したが、入所保留となっている児童2989人のうち、特定の保育所の希望者などを除いた待機児童は325人となった。

0~2歳児が9割を占めるほか、区によって偏在が生じている。5人以下は6区ある一方、最も多い城東区では55人、次いで西区の48人、天王寺区の26人となっている。

市は29年度、保育所整備の予算額を前年の約3倍に引き上げ、約6千人分の新規入所枠を確保する方針。人手不足で受け入れ枠を広げられない施設もあることから、保育士確保にも力を入れる。

公共施設の空きスペースを活用した小規模保育施設(定員6~19人)は、此花と港、鶴見、西成を除く20区の区役所などと市役所本庁舎の計21カ所で設置することが決まった。30年4月の開業を目指し、運営事業者を公募する。

http://www.sankei.com/west/news/170512/wst1705120033-n1.html

詳細な資料は大阪市ウェブサイトに掲載されています。

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取り急ぎ、ざっと見て気づいた点を記します。

・申込及び利用決定は昨年より増加、保留数は若干の増加
・保留数は2,989人、保留率20.0%→19.8%へ微減
・0-1歳児の新規申込数が著しく増加、2歳児はほぼ微増、3-5歳児は減少。
・総在籍数は過去最高の50,062人、就学前児童の4割は保育園児
・保留数が多いのは淀川区(245人)、西区(234人)、北区(221人)、東淀川区(210人)
・保留率が高いのは北区、西区、天王寺区、淀川区か
・中央区はやや入りやすくなったかも、入所者点数も下方気味?、新設園の影響?
・今年から区、年齢毎の申込数や利用数もウェブサイトに掲載されている
・各施設毎の入所者点数欄に「保育士」が追加されている
・区毎、年齢毎、点数帯毎の入所者数も追加掲載されている

大阪市の発表では、各保育所等毎の入所者数や点数帯も公表されています。これにより、各保育所等へ入所するのにどれだけの点数が必要かがおおよそ予想できます。

たとえば大阪主婦之会保育園(北区)は201-210点が6人、191-200点が7人と掲載されています。つまり、190点以下で入所した園児が皆無だと読み取れます。

【北区~淀川区】

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【東淀川区~西成区】

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各保育所毎の入所点数を公開している自治体は少ないのが現状です。東京23区等では増えてきました。関西では殆どありません。この分野での情報公開は大阪市が飛び抜けています。

また、今年から「区毎、年齢毎の入所者点数帯」も公表されています。従来は施設毎の入所者の点数帯は公表されていたのですが、年齢毎の数字は公表されていませんでした。

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これにより、各区・年齢に応じて保育所等へ入所した方の大凡の点数が分かるようになりました。たとえば北区の0歳児で201点以上で入所したのは2割程度ですが、1歳児は半数近くに達しています。

今後、昨年と同じく、公開された情報を分析記事を掲載する予定です。昨年の分析記事はこちらからご覧下さい。リクエスト等がありましたら、問い合わせ欄からご連絡下さい。

※上記で発表された数字を反映した子育て支援施設データベース支援施設マップは、5月中に数字を更新する予定です。