H29保育所等一斉入所結果分析、第10回は淀川区を取り上げます。同区に関する過去の分析記事は「検索:淀川区 分析」からご覧下さい。

淀川区は市北部に位置しています。区内には新大阪・十三というターミナル駅があり、交通利便性が良い地域です。京都・神戸方面にも通勤しやすく、共働きしやすい地域と言えるでしょう。

新大阪駅の北西地域(三国・宮原)では、再開発が進展しています。市中心部ほどではありませんが、大型マンションが続々と新築されています。


(更に詳しい情報は、大阪市子育て支援施設マップ(非公式)子育て支援施設データベース年齢・点数毎の個別結果集約新設施設情報からご覧下さい。)

これまでに紹介した市中心部と比べると、淀川区内の保育所等の推定入所最低点は低くなっています。市中心部だと201点以上の施設が多かったのに対し、淀川区では疎らです。

201点以上の施設が多くなるのは様々な要因が関係しています。特に大きく影響するのは保育所等の定員・フルタイム共働き世帯の割合・認可外保育施設の利用状況です。

市中心部と比べると、淀川区は未就学児に対する保育所等の定員率が高く、フルタイム共働き世帯がやや少なく、そして認可外保育施設を利用している世帯も多くないのでしょう。

一方、約半数程度の保育所等では入所最低点が「200点」となっています。全体のおおよそ半分の保育所等は、フルタイム共働きでなければ入所が困難でしょう。

反対に考えると「残り半分の保育所等は、フルタイム共働き未満の点数でも入所できる」と言えます。点数に応じて、希望する施設を柔軟に考えるのが良さそうです。

同区内で特に厳しかったのは、メリーポピンズこども園木川第1保育所です。両施設ともに0歳児は200点、そして1-2歳児は201点以上となりました。

メリーポピンズは阪急三国駅前のビル内に設置された保育所です。三国・宮原地域から阪急宝塚線を利用して通勤する方にとっては、とても便利な場所にあります。

同地域からはJR新大阪駅・地下鉄新大阪駅も利用できます。しかし、両駅の北西(おおむね1km圏)には保育所等がありません。梅田方面への通勤+保育所等を考えると、阪急宝塚線方面に視線が向いてしまうのでしょう。

木川第1保育所も同じ理由が想定できます。新大阪駅の南西(おおむね1km圏)に保育所等はありません。淀川区は新大阪駅周辺に保育所等が殆どなく、周辺地域の入所状況に大きな影響を与えています。

また、同区には保育士不足で休園に追い込まれた高等森友学園保育園がありました。同区西部(塚本駅周辺)では保育所等へ入所しにくくなる恐れが高いです。来春の入所を考えている方はご注意下さい。

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次回以降は城東区・福島区・西区を掲載していく予定です。「○○区の情報を早く知りたい」「○○地区・○○保育所について詳しく」といったリクエストがあれば、問い合わせやコメント欄からお寄せ下さい。

今年からはサイト上に掲載する分析内容を若干抑え、代わりに問い合わせに対する返事を充実させる予定です。

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