新年度が始まって2カ月弱が過ぎました。多くの子供達が園生活慣れ、毎朝の泣き別れが減っている時期だと思います。

さて、今年4月に大阪市内の保育所へ入所された「KUROさん」から、入所体験談をお送り頂きました。本当にありがとうございます。

これから保育所等へ入所したいと考えている方々の為、体験談を掲載します。

こんにちは。このたび大阪市内へ引越してきました。

今までは他自治体の保育園に通っていたのですが、引越しに伴い今春から大阪市内の認可園に通っています。大阪市内へ引越を考えている方がいらっしゃれば少しでも参考になればと思います。

1、引越先の地域、園のリサーチ

もし引越までに時間に余裕があるなら、前もって園の下見や入園説明会に参加されるといいと思います。早めにリサーチしておき、動向などをつかんでおくのがオススメです。

また、気になることがあれば引越先の区役所や、住んでいる市の保育所担当の方に質問をし、情報収集をする事をお勧めします。(本来はあり得ないことですが、私の場合、電話口に出た担当者によって説明が少し異なる事がありました…)

2、引越しのタイミングは?

大阪市の場合、他市に住民票があっても4月入所の申込期限までに必要書類が揃っていれば申込めます。また、転入者に優遇をしている自治体もあるようですが、大阪市は特にありませんでした。期限までに必要書類を準備し、提出先は住んでいる自治体を通してとなりました。

書類の様式についても、住んでいる自治体のものを使うように大阪市の担当者の方に言われました。住んでいる自治体内で一旦稟議を上げ、それから大阪市へ書類を送付してくれるそうですが、稟議に大体1週間がかかるとのことでした。(住んでいる自治体に早めに送りつつ、〆切を伝えておく、そして後日、送付いただいたかの確認の電話もしておきました)

大阪市の近郊の自治体では「広域利用」として、引越等で大阪市に住民票がうつっても、今までの自治体の保育園に通うような措置もあるそうですが、その自治体の待機児童が多い場合は、当然ながらその自治体の子どもが優先になるため、それは難しいそうです。(その年の待機児童の状況等によっても異なってくるとは思います。)

また、私が住んでいた自治体では、住民票を移すとすぐその月内に退園をしないといけないとのことでした。(後々わかったのは住民票を移す日によって退園日が変わるということでした)。引越のタイミングとも大きく関わってくるため、しっかり確認された方がいいかと思います。

3、時間に余裕を、確認もれの防止を

最後になりますが、一番気をつけていたのは、時間に余裕をもって情報を収集し、いろんなパターンを予想して、確認もれがないように防ぐことに重点をおいていました。
住んでいた自治体と引越先の役所の両方へ、何か少しでも気になることがあれば都度問い合わせをしていました。

また、その際は必ず担当者の名前をメモしておきました。

これから大阪市内への保育所の保活を検討されている方に、少しでもお役にたてると幸いです。

昨年度までは大阪市外に住み現地の保育所へ登園されていました。大阪市内への転居が決まりました。

そこで、転居までは現地の保育所を、転居と同時に大阪市内の保育所を利用できる様に考えました。2つの役所の保育担当者と早くから連絡を取り、手続上の不備が無い様に進められました。

大阪市の保育利用調整基準において、市外在住者の点数は非常に低くなっています。しかし、大阪市内への転居が決まっている方は、市内在住者と同じ基準で調整されます。しかし、利用申込等はお住まいの役所を通じて行うものとされています。

KUROさんは「手続に非常に時間が掛かる、早め早めの準備・行動を」と強調されていました。市外からの入所申込に大阪市は比較的慣れていますが、慣れていない自治体も少なくないでしょう。

同時に「担当者によって説明が異なる場合があって困った」ともこぼしています。利用調整制度が複雑化しているとは言え、説明には正確を期して欲しいです。これ以外にも、多くの方から「担当者の説明が食い違って困った」という話を聞いています。

入所体験談は引き続きお待ちしています。困った事、重視した事、嬉しかった事、区役所に改善して欲しい事、入所後の生活等、様々なお話を募集しています。お問い合わせからお送り下さい。