悲しい事故です。保育園児の母親が運転する車が、他の園児と接触して死なせてしまいました。

保育園駐車場で2歳女児、車と接触し死亡 「右側にいた園児にしか注意払ってなかった」 大阪

18日午前9時ごろ、大阪府大東市諸福6丁目の「大東つくし保育園」の駐車場で、登園した伊丹祈音ちゃん(2)が乗用車と接触し、搬送先の病院で死亡した。

四條畷署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、運転していた会社員の女(33)を現行犯逮捕した。同法の過失致死容疑に切り替えて調べる。

四條畷署によると、女は同園に子供を送り届けた後、車を発進させた際、左側にいた祈音ちゃんと接触。「右側にいた園児にしか注意を払っていなかった」と供述している。

https://www.sankei.com/west/news/180718/wst1807180075-n1.html

 18日午前9時ごろ、大阪府大東市諸福の大東つくし保育園に隣接する駐車場で、保育園に通う2歳の伊丹祈音ちゃんが乗用車の下敷きになり死亡しました。

警察は車を運転していた会社員(33)を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕しました。容疑者は自分の子どもを保育園に送った帰りで、調べに対し「車の右側に男の子がいて注意して車を発進させたら、助手席側の後輪の下に小さな女の子がうつぶせで倒れていた」と容疑を認めているということです。

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20180718/GE000000000000023556.shtml

動画はこちら→https://www.mbs.jp/news/kansainews/20180718/GE000000000000023561.shtml

 18日午前、大阪府大東市で、2歳の女の子が駐車場で車にはねられ死亡した。女の子は車から飛び出した兄を追いかけていたとみられている。

 事故があったのは大東市諸福にある駐車場で、警察によると、午前9時ごろ、近くの保育園に通うために、車で母親に連れてこられた伊丹祈音ちゃん(2)が、駐車場に停まった車から降りた際、同じ駐車場から出ようとした別の車にはねられた。

 祈音ちゃんは頭を強く打ち、病院で死亡が確認された。車には祈音ちゃんのほかに、3歳の兄と0歳の弟が乗っていて、車から降りて走り出した兄を祈音ちゃんが追いかけた際にはねられたとみられている。

 警察は、車を運転していた別の園児の保護者の女を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕していて、詳しい事故の原因を調べている。

https://www.ytv.co.jp/press/kansai/11265.html(リンク先に動画あり)

「下敷きになり死亡」「頭を強く打ち」という表現が、事故の凄惨さを物語っています。
大東つくし保育園(幼保連携型認定こども園)は大阪府大東市諸福6丁目にあります。園児約120名の中規模こども園です。

最寄駅はJR片町線(学研都市線)鴻池新田駅です。決して鉄道アクセスが便利とは言えない地域なので、自動車で登園・通勤している方も多いでしょう。

空中写真を見て分かるとおり、同園の周囲は路地が入り組んでいて、駐車場が目立ちます。とある子供に気を取られている内に、もう片側の子供に気づかない状況は想定できます。

事故現場は、こども園の北西側にある広い駐車場です。保育園が借りて利用しています。

ストリートビューの映像は2015年に撮影されています。2016年~2017年にかけてこども園で増改築が行われ(詳細はこちら)、冒頭の映像の通りとなりました。

読売テレビのニュース映像によると、、駐車場の奥側にフェンスや通用門が確認できました。駐車場から保育所へ行き来しやすい様に改修したのでしょうか。園児や保護者や出入りしている姿が確認できました。

女児は先に降りた兄を追いかけた?容疑者は兄に気を取られた?

読売テレビの報道によると、祈音(ねね)ちゃんは兄(3歳男児)・弟(0歳男児)と一緒に車で登園しているそうです。そして、当日は車から先に降りた兄を追いかけ、車を降りたそうです。

ニュース映像から推測すると、容疑者は駐車スペースから左折しながら発進し、出入口へ向かったのでしょう。

容疑者は運転席側(=保育園に近い側)にいた園児(恐らく兄?)に気づき、注意して運転していました。

しかし、兄を追いかけていた祈音ちゃんに気づかず、助手席側の車輪で轢いてしまった可能性があります。目線は正面かやや右側、一方で車は左折しようとしていたのでしょうか。

2歳女児の平均的な身長は約87センチです。車種にもよりますが、祈音ちゃんが助手席側の窓の下にすっぽりと隠れて見えなくても不思議ではありません。

駐車場を歩き回る子供は本当に気づきにくいです。身長が低くて車に隠れてしまい、そして前を見ずに歩き、唐突に飛び出します。本当に危険です。

子供が駐車場を歩くときは、常に手を繋ぐか決して目を離さない(=運転手が座っている周囲の車を警戒する)様にしています。

駐車場の利用者に対して、保育所は常日頃から注意喚起を行っていたでしょう。しかし、小さな子供、しかも複数人を送迎している最中では、どうしても目が離れてしまう、手が届かない事が発生してしまいます。

ましてや、同駐車場は保育所に関係が無い第三者も利用しています。本件事故が発生する以前から、ヒヤリ・ハット事案は数多く発生していたのではないでしょうか。

伊丹祈音ちゃんのご冥福を祈ります。