大阪市職員による不祥事が後を絶ちません。今度は大阪市立小学校に勤務する男性教諭が中学1年生にわいせつ行為を行い、逮捕・起訴・懲戒免職となりました。

大阪市教育委員会は、中学1年の男子生徒にわいせつな行為をしたとして逮捕・起訴された34歳の小学校教諭を、19日付けで懲戒免職の処分にしました。懲戒免職になったのは、大阪・此花区にある四貫島小学校の松井淳史教諭(34)です。

大阪市教育委員会などによりますと、松井教諭は、ことし5月中旬、無料通信アプリの「LINE」で「アニメの音楽をあげる」などと言って中学1年の男子生徒を自宅のマンションに誘い出し、わいせつな行為をしたとして逮捕され、7月に強制わいせつの罪で起訴されました。

松井教諭は、「わいせつな行為はしたが、性的な意図はなかった」などと話しているということで、大阪市教育委員会は、19日付けで懲戒免職の処分にしました。

大阪市教育委員会は、「不祥事の再発を防止するため、教職員の服務規律の確保によりいっそう努めたい」としています。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180919/0007507.html

詳しい犯行内容は、逮捕直後のニュースで報じられました。

大阪市立小学校の教師の男が、中学1年の男子生徒にわいせつな行為をしたとして逮捕された。わいせつ誘拐と強制わいせつの疑いで逮捕されたのは、大阪市立小学校の教師・松井淳史容疑者(34)。

松井容疑者は先月19日、面識があった中学1年の男子生徒(12)を大阪府内の路上に誘い出し、車に乗せて自宅まで連れ去った後、無理やり体を触った疑い。警察によると、松井容疑者は無料通話アプリで「アニメの音楽を携帯電話にダウンロードしてあげる」とメッセージを送り、男子生徒を誘い出したという。

警察は、自宅周辺の防犯カメラの映像などから松井容疑者を割り出した。松井容疑者は「わいせつな行為をした」と容疑を認めているという。

https://www.asahi.co.jp/webnews/abc_2_008_20180619015.html

わいせつ誘拐・強制猥褻の疑いで逮捕されたものの、起訴されたのは強制猥褻の罪だけになっています。

松井容疑者が勤務していたのは、大阪市立四貫島(しかんじま)小学校です。此花区中心部にある、小規模な小学校です。

懲戒免職にした旨は、大阪市教育委員会のウェブサイトにも掲載されています。

報道発表資料 教職員の懲戒処分について

1 被処分者
 小学校 主務教諭(34歳)

2 処分年月日
 平成30年9月19日

3 処分内容
 懲戒処分として 免職
(地方公務員法第29条第1項第1号及び第3号)

4 処分事由概要
 被処分者は、平成30年5月19日に、当該教諭の自宅において、18歳未満の被害者に対し、わいせつな行為を行った。

http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000445274.html

教員による強制猥褻は、男性教師が女子生徒に行うケースが多いです。しかし、今回は男性教師が男子生徒(元教え子かは不明)に猥褻行為を行っていました。被害者の性別を問わず、こうした行為が許されないのは当然でしょう。

同小学校の児童・保護者等は大きなショックを受けていると思います。まさか先生が強制猥褻で逮捕・免職、しかも相手が男子中学生だったとは。絶句するしかないでしょう。