劣悪な保育・保育士との不当労働契約等が明らかになったのが、「わんずまざー保育園」(こども園・姫路市・小幡育子元園長)です。

スプーン1杯のおかず・私的契約・保育士水増し・・・わんずまざー保育園(こども園・姫路市・小幡育子園長)
隠蔽工作・保育士との不当労働契約も明らかに
紛糾する説明会・定員外園児からも給食費徴収・闇ベビーシッター
在園希望はゼロ・園長は終始弁解・姫路市は責任認める

元園長に対して元園児と保護者が損害賠償を求めている請求につき、神戸地裁姫路支部は約100万円の支払いを命じました。

わんずまざーに賠償命令 少量給食の園児側に100万円

園児の大幅な定員超過や少量の給食が問題になった兵庫県姫路市の「わんずまざー保育園」(廃園)に通っていた男児(4)と両親が、元園長の女性(47)に約120万円の慰謝料を求めた訴訟の判決で、神戸地裁姫路支部(徳岡由美子裁判長)は19日、「利益追求のため、園児の安全や発育をないがしろにした」として約100万円の支払いを命じた。

判決理由で徳岡裁判長は「通常の2分の1から3分の1の量の給食しか摂取できず、体重が上昇しにくかった」と認定。保育士の目が行き届かず、園児の生命や身体に危険が生じてもおかしくない状況だったとも指摘した。
判決によると、男児は2015年4月から約2年間通っていた。元園長は保育士の水増しや園児の定員超過を続け、約70人に対して40人分ほどの給食しか提供せず、男児の卵アレルギーへの配慮も怠った。
原告側代理人によると、元園長は訴訟で答弁書を提出しなかった。

一連の問題は、17年2月に県と市が実施した特別監査で発覚し、同3月に園は運営を終了した。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3912311019122018AC1000/

元園長は答弁書を提出しなかったので、原告側の主張がほぼ全面的に認められた形です。

なお、元園長に対しては詐欺罪による刑事告訴も行われています。何らかの刑事処分が行われる可能性もあります。