※大阪市の平成31年度保育所等一斉入所(2次調整)は、平成31年2月15日(金)締切です。
※お困りの声を頂いたメールやコメント等に順次返事をお送りしています。

一斉入所の結果に関して、非常に多くのメールやコメント等を頂いています。多くの方に共通する話題を取り上げます。

31年度4月入園、0歳児枠保留となりました。ダメ元で2次調整に申し込もうと思っています。いつかは5歳まで見てくれる保育園に入園希望です。小規模保育園に応募するか、認可外保育園に応募するか迷っています。

小規模保育(地域型保育)と認可外保育施設や企業主導型保育、どちらを優先すべきでしょうか。

まずはそれぞれを比較します。

施設類型認可認可外
地域型保育企業主導型保育その他の認可外保育施設
年齢0~2歳児各施設が決定(大半は0~5歳児)
保育料決定方式応能負担一律
監督権者市町村(財)児童育成協会都道府県・政令市
入所調整自治体運営者
入園金なしあり
施設への補助ありありなし
世帯への補助ありなしなし(一部あり)
教員1/2~全員が保育士1/2以上が保育士1/3以上が保育士
園庭ほぼ無し(公園等で代替)
災害共済給付ありありなし
転所時の加点(大阪市)卒園時に6点5点半年以上で7点、それ以外は5点

保護者目線で最も大きな違いがあるのは、保育料でしょう。

地域型保育は世帯所得に応じて決定されます。一方、企業主導型保育や認可外保育施設は定額です。ただ、企業主導型保育は公費助成が行われている為、認可外と比べると保育料は低く抑えられています。

監督権者(相談窓口)も違います。

地域型保育は市町村が監督権限を有しているので、困った事があれば市役所・区役所へ相談すれば対応してもらえます。一方、企業主導型保育は(財)児童育成協会が監督等を行っているので、少し相談しづらいと感じています。また、

認可外保育は都道府県・政令市です。大阪市なら市役所で済みますが、非政令市では都道府県庁まで出掛けなければなりません。

保育士の違いも見逃せません。保育士配置数は児童の安全と直結しています。

地域型保育事業は半分以上ないしは全員が保育士でなければなりません(類型によって異なる)。それに対し、企業主導型保育は半分以上、認可外保育事業は1/3以上が保育士であれば済みます。

なお、大阪市の保育所等入所調整においては微妙な違いがあります。地域型保育は満2歳児クラスの卒園時(=3歳児クラスへの転所)に6点が加点されます。今年の入所調整を見ている限り、大半の卒園時は転所先が決まったと感じています。

一方、企業主導型保育は5点、認可外保育に半年以上在園する児童は7点、それ未満なら5点が加点されます。年度途中や2歳児クラスへの入所でも加点されます。

経験上、1歳児クラスへの入所では205点と207点で明暗が分かれる事がまま生じています。反面、2歳児クラス等への入所で違いが生じるのは稀です。

できる限り早く保育所へ転所したい方は認可外、しばらくは認可施設を利用して3歳児クラスで保育所へ移れれば良いと考える方は地域型保育、というのが典型例でしょうか。

メールを下さった方は「いつかは5歳まで見てくれる保育園に入園希望」としているので、地域型保育をメインに考えるのをお勧めしたいです。

いずれの施設にもメリットやデメリット、特色があります。また、空きが無い事もあります。入所を申し込む前には必ず各施設を見学して下さい。

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