衝撃的なツイートが回ってきたのでご紹介します。

大阪市内で子育てしている家庭が、ポポラー都市型保育園(利用したのは認可外保育)を利用しました。

保育を委託したのは、産まれて3カ月の女の子でした。

しかし、唖然とする姿で帰宅しました。

一見して酷い掻き傷があります。服やオムツも替えられていなかったそうです。

ポポラー都市型保育園は、株式会社タスクフォースが運営しています。大阪市北区堂島に本社があり、全国で保育施設(主に認可外保育)を運営しています。

そのお膝元、大阪市内で不適切保育が生じました。

大阪市内にポポラー都市型保育園(認可外)は、大阪新町園大阪天六園大阪都島園大阪城東園の4か所があります。

交通利便性が良い場所に多いのが特徴的です。

認可外保育施設を指導監督するのは、都道府県や政令市

認可外保育を指導監督しているのは、原則として都道府県や政令市です。

同園を利用した方は、指導監督している大阪市へ通報したそうです。

とある件で私が大阪市へ相談・指導依頼した際、担当者は丁寧に話を聞いてくれました。

その上で「すぐに施設へ連絡します。次に指導や立入検査する際には、聞いた内容を重点的に確認する。」との答えが返ってきました。

その後、ポポラーの担当者から電話が掛かってきたそうです。しかし、一方的な弁解ばかりに終始したそうです。

安心できない保育施設は利用できない

この方はポポラーを利用するのを止め、再び保育施設を探し直すそうです。

大阪市内は都心部を中心に保育所等(大阪市が認可している保育所や地域型保育事業)が不足しています。ただ、フルタイム共働き(200点)の0歳児入所ならば、どの地域でも上位希望する保育所等へほぼ確実に入所できています。

やや厳しいのは1歳児や200点に満たない0歳児です。確実に入所できるとは言い難い地域や点数帯が生じています。

また、生後3カ月から利用できる保育所等は非常に少ないです。殆どの保育所等は生後6カ月から入所できるとされています。

吉村市長の下、大阪市は保育所等の拡充に力を入れてきました。

ここ数年間は毎年数十か所の保育所等が新設され、少しずつ入所しやすくなってきました。入所者の点数が少しずつ下がり、保留児童が減少しているのは数字でも表れています。

今後、大阪市内では保育施設の淘汰が進むでしょう。特に利用者負担が大きく、保育士配置基準が劣る認可外保育施設の利用者が低減すると想定されます。

今回の様な不適切保育は、恐らくは氷山の一角でしょう。様々な保育施設で同様の不適切な保育が行われているかもしれません。

保育施設の利用者が最も重視するのは「安全な保育」です。子供を安心して預けられない保育施設は、誰も利用しないでしょう。

3/11追記:少ない保育士配置数

大阪市から「同園に口頭指導した」と連絡があったそうです。

当日に保育されていた児童数にもよりますが、これは認可外保育施設指導監督基準を満たしていると考えられます。

乳児  乳児3人につき保育に従事する者1人
1、2歳児 幼児6人につき保育に従事する者1人
3歳児 幼児20人につき保育に従事する者1人
4歳以上児 幼児30人につき保育に従事する者1人

(2) 保育に従事する者の概ね3分の1以上は、保育士又は看護師の資格を有する者であること。また、常時、保育に従事する者の全てについては、保育士又は看護師の資格を有する者が配置されていることが望ましい。

http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000002578.html

一方、保育所における配置基準は、上記基準の「保育に従事する者」が「保育士」とされています。

つまり、共に法定基準をギリギリ満たした場合、児童1人あたりの保育士数には3倍の違いが生じます。

保育士の配置数は保育の安全性に直結します。実は当日、同園には園長が不在だったそうです。

実は「保育初日」は非常に事故が起こりやすい日です。3年前に大阪市淀川区で生じた死亡事故も、発生したのは登園初日でした。

最近の調査では、保育現場や自宅で発生する乳幼児の突然死は、保育が始まった当日とか、あるいは予防接種を受けた当日あるいは翌日とか、何か環境の変化とかストレスが生じた直後に、急変し亡くなるというケースが多いとされる。今回、初めて預けられたその当日に事態が起こっているため、イベントとしては全体的には稀な出来事だが、非常に起こりやすい時期にあったことは間違いない。

https://yodokikaku.sakura.ne.jp/?p=17821

登園初日は普段以上に様子を注意深く観察する必要があるでしょう。しかしながら同園は義務を怠っていた可能性があります。

認可外保育施設の安全性は「調査結果」を要チェック

安心できる認可外保育施設を探すには、どうすれば良いのでしょうか。

参考になる情報を大阪市が公表しています。認可外保育施設最新立入調査結果です。

ここには認可外保育施設指導監督基準を満たしているか否か、文書指導や口頭指導の有無と内容、指導された改善内容の有無、そして特別立入調査で指導した内容が記載されています。

「基準を満たす証明書が発行されている」は基準を満たしており、安心できます。

その反面、何らかの指導等が行われた施設、特に特別立入調査(太字)で指導された施設は要注意です。

何度指導されても改善されなかったり、保育士不足といった非常に重大な問題がある場合に実施されていると考えられます。こうした施設を利用するには細心の注意が必要でしょう。

では、ポポラー系列園はどうだったのでしょうか。

例えばポポラー大阪天六園では複数の指導が行われています。

特に平成31年1月22日には特別立入調査が行われ、「月極契約乳幼児数に対する保育に従事する者数について、有資格者が不足している」と指摘されています。

また、他の復数園でも同様の指摘がなされています。恐らくは事前予告無しで立入調査を行い、当日居合わせた園児数と保育士数を確認しているのでしょう。

有資格者の不足は保育の安全性に直結します。最も重要な部分です。非常に憂慮されます。