マリア幼愛園(熊本市)で働く女性保育士3人が、長年に渡って園児は暴言や叱責を繰り返していた事が明らかになりました。

昨年夏に保護者からの苦情を受けた運営法人が保育士へ指導したにも関わらず、その後も繰り返して行われていました。

事態が発覚したのは、保護者が園児に忍ばせた録音機に録音された音声でした。

 熊本市中央区の認可保育所「マリア幼愛園」の一部の保育士が、複数の園児に暴言や長時間の叱責(しっせき)などを繰り返していたことが、市と園への取材でわかった。約4年前から続いていたという。市は児童福祉法に基づく改善勧告なども検討している。城明子園長は朝日新聞の取材に「改善されなかったのは、私の力不足。保護者との信頼回復に努めたい」と話した。

 市保育幼稚園課と園によると、3歳以上の園児を担当する30~40代の女性保育士3人が、忘れ物をしたり、歌を覚えられなかったりした子どもを、空き部屋に連れて行って長時間しかるなどしてきた。

 市は昨年7月に保護者から苦情を受け、園を運営する社会福祉法人「聖マリア会」(熊本市東区)や園長らから4、5回にわたり事情を聴き、保育士による園児への行きすぎた叱責を確認、口頭で指導した。だが昨年末、子どもの様子に異変を感じた保護者が子どもの服に録音機を忍ばせて確認すると、泣きじゃくる幼児に「うるさい」「早く寝なさい」などと激しい口調で少なくとも20分以上責め続ける女性の声と「ドン」という大きな音が複数回録音されていた。

 保護者は今年1月、この音声データを市と園に提出し、関係者の処分と保育の改善を要求。園は2月下旬に保護者会を開き、音声が保育士のもので、大きな音については園児を「押している音」と説明した。

 園は保育士への聞き取り調査の結果も公表した。それによると、特定の園児に給食の皿を投げて渡す▽いすから引きずり下ろす▽イライラして子どもにあたる▽「何回も聞かんで!」「さわらんで!」と強く言う▽怒られた子を外に連れ出す。謝ろうとしても寄せ付けず、閉め出す――といった、約30項目の不適切な行為を確認した。(以下省略)

https://www.asahi.com/articles/ASM3R46N7M3RTLVB004.html

熊本市の認可保育所で、3人の保育士が園児に暴言を浴びせるなどしていたことが明らかになりました。

問題が明るみに出たのは、熊本市中央区の「マリア幼愛園」です。

園と市によりますと、4年ほど前から、40代2人、30代1人の女性保育士が、忘れ物をした園児、歌が覚えられない園児を長い時間、叱るなどしていたということです。

去年、保護者から2度の苦情を受けた熊本市が指導にあたったものの、改善が見られず、その後、保育士の言動を保護者側が複数回、録音した音声データが、今年1月に園と市へ提出されたということです。

その音声データには『うるさい』『触らないで』と、暴言を浴びせるような様子が記録されていました。

マリア幼愛園は、25の不適切行為を認めて、先月、保護者へ説明し、今月「保育士の研修」などの改善策を示しました。

「しっかり保護者の信頼を取り戻せるよう、子ども達のために頑張っていきたい」(城明子園長)

城明子園長は「3人の熱心さが行き過ぎた保育に繋がった」「信頼回復に努めたい」としていて、保育士3人は今月で退職するということです。

http://rkk.jp/news/index.php?id=NS003201903261930460111

「寝て」「うるさい」 泣く園児に保育士が。

熊本市の認可保育所で複数の保育士が園児に不適切な発言をしていた問題で、詳しい状況が分かってきました。

【音声データ】
「寝なさい、寝て、うるさい」(保育士)
「いや」(園児)
「誰も許さんし、誰もね、そんないやだなんか聞かんよ、先生。うるさいて皆寝とる」(保育士)

この音声は去年12月、熊本市中央区のマリア幼愛園で録音されたものです。

【音声データ】
「あ~、わざとまだぎゃーぎゃー言いよる。寝てていいよるじゃん。誰もあなたたちとはお話しません、寝てください」(保育士)

先月、園が保護者に説明した資料によりますと、このやりとりは「歌の練習で5回も約束を守らなかった経緯からのもの」としています。

保育士は「人として保育士としてやってはいけなかった」と保護者に謝罪し、現場にいた別の保育士は「やめて欲しかったが言えなかった」と釈明しています。

また、給食の際皿を投げて渡していたことなども分かっています。(以下省略)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190327-00000007-rkkv-l43

保育士「分かってるのあんた、歌えると?」
保育士「は?大きい声で一生懸命ね」「練習せんってことはよっぽど自信があるとだろうね」
保育士「泣いとかんで、どがんしたらいいとね?どうして泣くん?」
保育士「まだ泣くと?さよなら!」

https://www.kkt.jp/nnn/news162127947.html(一部引用)

暴言や叱責以外にも、様々な不適切行為が行われていました。園側に問題を指摘した保護者とは、できる限り顔を合わせない様にもしていたそうです。

マリア幼愛園は熊本市中央区水前寺にある保育所です。幼稚園としてのマリア幼稚園と併存している様子です。

昨年夏に指導されたにも関わらず、その後も園児への暴言や叱責を繰り返すのは論外です。保育士としての適性を著しく欠いています。なお、この3名は3月末で退職する予定です。

また、園児を20分以上も責め続けられる環境も不思議です。これだけ長時間も行われれば、周囲の保育士の誰かが気づく筈です。荷担して暴言・叱責していたか、それとも恐怖で止められなかったのでしょうか。

同園は定員90名(2号54名、3号36名)と、やや規模が小さい保育所です。全ての保育士や園児が顔見知りになれる規模です。誰も気づかなかった訳がありません。

口コミ掲示板では「保育士に問題がある」と指摘されていました。

ベテラン先生が強いようで、保護者に対して事務的に感じることが多々あります。一気に先生が辞められたりしたこともある様です。延長保育をすることもあまり好んでいられないような感じがします。

送迎時も、先生方のおしゃべりが多く、保護者とのコミュニケーション(子供の様子を伝えたり)をしようとは感じません。

いい先生もいらっしゃいますし、園長先生は対応が良いです。ただ、主任先生の方が強そうです…

https://www.minkou.jp/kinder/school/review/79574/

この書き込みが今回の問題を示唆しています。

暴言や叱責を心苦しく感じた保育士は続々と退職していたと考えられます。結果、暴言等を行う保育士と逆らえない保育士だけが残り、誰も止めなかったのでしょう。

3歳児・4歳児・5歳児のクラス担任全員が荷担?

上記記事によると「3歳以上の園児を担当する30~40代の女性保育士3人」が暴言等を行った、と指摘されています。

同園の年齢別定員を推測すると、0歳児6人・1歳児12人・2歳児18人・3歳児18人・4歳児18人・5歳児18人、となります。

この園児数であれば、3歳児・4歳児・5歳児のクラス担任は各1人(合計3人)となります。

ひょっとすると、3歳児~5歳児のクラス担任全員が暴言等に荷担した可能性があります。幼児クラス全ての担任が腐っていたのかもしれません。