年度始まりは入園式シーズンです。
これを機会に新しくデジカメ等を購入しようか、それともスマートフォン(スマホ)で済ますか迷っている方も多いでしょう。
一眼レフ・コンパクトデジカメ(コンデジ)やスマホで子供を数多く撮影しているので、その経験から最適な方法をまとめました。

【1.スマホカメラは高画質】

5年ほど前には街中で持っている姿を見かけるのが極めて珍しかったスマホですが、今や数多くの方が持ち歩く汎用機器となりました。
保育所でも大半の人がスマホを利用している様子で、いわゆる「ガラケー」を使っている人は少数派だと思います。

ほぼ全てのスマホに標準搭載されているカメラ、レンズや撮影素子等の割には上手く撮影できます。
特に日中屋外で動かない被写体を撮影する場合は本当に綺麗に撮影できます。
写真用紙にプリントアウトしても全く支障はありません。
大きな液晶画面を利用して構図やピン抜けを確認できるのも強みです。

【2.スマホカメラの弱点】

「日中屋外で動かない被写体」以外は実は得意ではありません。

動く被写体の場合はオートフォーカスが追いつかず、ピントが合っていない写真を量産しがちです。
夕暮の屋外や日中の屋内等で日光による明るさが足りない場合はシャッタースピードが落ちてしまい、暗く撮影されてしまったり被写体が動いたブレ写真をなりがちです。
一眼レフやコンデジであればフラッシュを焚いて明るさを補えますが、スマホはそうはいきません。
また、写真中央部は綺麗であっても、四辺やコーナー部はノイズが多かったり歪んで見える場合もあります。

【3.入園式には?】

以上を踏まえると、こんな結論が導けます。

(1)明るい日中屋外での記念撮影ならスマホでも大丈夫

入園式前後の日中に正門前等で行う記念撮影でしたら、スマホでも綺麗に撮影できます。
お子様が動いてしまう危険性もありますが、十分な明るさが得られる日中でしたらシャッタースピードが一定以上に保たれ、被写体ブレは目立ちにくいでしょう。
どのスマホでも撮影方法はほぼ共通しており、友人や知人に渡して撮影して頂くのも容易でしょう。
念の為、何枚か撮影しておくと安心できます。

(2)日中屋内や夕暮は一眼レフやコンデジが無難

一方、日中でも講堂等の屋内や太陽が傾く16時以降の場合は状況が異なります。
スマホの小さなレンズや撮影素子では十分な明るさが得られず、シャッタースピードが落ちて被写体ブレが生じたり、オートフォーカスが合わずにボケ写真となってしまう等、綺麗に撮影するのが著しく困難となります。
その点、一眼レフやコンデジならばシャッタースピードが落ちにくく、またフラッシュを発光して明るさを補う事もできます。

【4.どんなコンデジがよいか】

スマホは多くの方が既に持っておられ、また大荷物になりがちな入園式に大きな一眼レフを持っていくのは難しいでしょう。
となると、新たに購入する場合に検討対象となるのはコンデジです。
入園式等に限らず、お子様の生活全般を気軽に記録できるコンデジを挙げてみます。

様々な角度へ変えられるチルト液晶を用いてタッチ操作でフォーカスポイントが設定できます。
また、広角でF1.8、望遠でもF2.5という明るさは際だっています。
フォーカスを直感的に合わせやすく、近くも遠くも明るく綺麗に撮影できるでしょう。

レンズの明るさはやや暗いものの、カメラの薄さと起動時間・連写速度の早さが特徴的です。
いつでもカバンに入れて持ち歩け、シャッターチャンスが到来したら取り出して即座に何枚も撮影できます。
動き回ってじっとしないお子様を撮影する時は、連写速度の早さがとても有り難く感じます。
一度に何枚か撮影しておけば、少なくとも1枚は上手く撮れている可能性が高いでしょう。

世界屈指のカメラメーカー、Canonの代表的コンデジです。
そのサイズのコンデジとしてはレンズから映像情報を受け取る撮影素子が大きく、鮮明かつ綺麗に撮影できます。
日中の撮影であれば、一眼レフで撮影した画像に匹敵します。
高感度撮影にも強く、暗い場所でもシャッタースピードを保ったまま綺麗に撮影できます。
様々な記念撮影に利用できます。

薄型ながら20倍望遠レンズが搭載されていて、高感度撮影も可能です。
入園式から運動会まで、これ1台で撮影できそうです。
運動会をしっかり撮影する為には望遠レンズ&高速連写が重要ですが、このカメラは双方を満たしています。

消費税率引き上げ前の駆け込み需要の為か、カメラも在庫不足が目立っている様子です。
気になる方はお早めにご注文下さい。