H26保育所・小規模保育施設公募シリーズ、6回目は西区です。

h26_koubo_nishi
詳細はこちら

詳細な住所等はリンク(大阪市HP)からご確認下さい。
認可保育所公募・西区
小規模保育施設公募・西区

地下鉄阿波座駅周辺の広いエリア(但し南東部を除く)が公募A地域、そして別の公募A地域が府道41号線を跨る立売堀・新町に設定されています。
つまり、西区内で2カ所の認可保育所の新設が検討されています。
平成25年度中の公募では区内東南部に2カ所・東北部に1カ所の新設が決まったので、今回の公募はそれ以外の地域を対象としたのでしょう。

都心部に近くて公園や緑が多い西区は子育て世帯から人気を集めており、認可保育所へ入所するのは困難な状況となっています。
ここ数年の間に認可保育所が急増していますが、それでも追いついていません。
(西区東部エリアで昭和時代に設立された保育所は、当方調べでは2カ所だけでした。驚きです。)
特に立売堀・新町の公募地域内には西六保育園しかなく、周辺からの評判も良いらしく、市内有数の高倍率となっています。

また小規模保育事業の優先地域は、西長堀駅南側のエリアと区内東部の中央本通より北のエリアに設定されています。
前者は保育所がなく、後者はエリアの外れに1カ所の保育所があります。
ただ、両エリア内には幼稚園があり、小規模保育施設と幼稚園の組み合わせを念頭に置いていると推測されます。

これで西区内の待機児童問題が大幅に改善されるでしょうか。
私はやや否定的です。
西区内は現在でもファミリー向け物件の供給が続いており、区内に引っ越す子育て世帯はまだまだ増えるでしょう。
また、保育所等の新設により、新たに入所を申し込む児童も相次ぐでしょう。
当面は保育所へ入所しにくい状況が続くと考えています。

ただ、西区内には保育ママ(小規模保育施設を含む)が数多く設置されています。
現時点で保育ママは5カ所設置されており、市内で最も多い区の一つです。
3歳児問題の発生が大いに気になりますが、乳幼児の受け入れという面では劇的に改善されている最中にあります。

「ずっと長時間保育」なら施設型保育所へ、「通常の保育時間で十分」なら保育ママ・小規模保育施設・幼稚園へ、というのが一つの形かもしれません。