京都市会(教育福祉委員会)で春日野園から提出された改善報告書等に関する報告が行われました。
その中で新たに判明した事柄をまとめました(一般質問分は追記します)。

【その後の経過】
8月6日に改善報告書を提出、同日夜に園主催保護者説明会を実施
8月18日に理事会を開催した
9月1日から新体制で園運営が始まる予定

【加害者】
8月4日で諭旨解雇・退職金を辞退

【理事長一族及び保育園幹部職員】
理事長:8月末退任予定
園長:8月4日に理事退任、8月末に園長辞職予定
副園長:9月1日に園長補佐へ降格予定(非親族?)
園長補佐:8月4日辞職

【新理事長・新園長】
前田治彦氏
元京都市長寿社会部長
平成21年4月から平成25年3月まで、村山保育園で園長を務めた

【新理事】
折坂義雄氏
現佛教大学教授
元京都市保健福祉局長

【被害者】
子供は元気に登園している
警察に被害届を提出、受理された

理事長一族は総退陣、代わりに元京都市職員が重要な役職に就く形となりました。.

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(8/26追記)
春日野園から京都市へ提出された改善報告書を含む資料が、京都市会HPに掲載されました。
http://www.city.kyoto.jp/shikai/img/iinkai/kyofuku/H26/data/kyo2608-04.pdf

気になったのが最終頁に添付されている「平成25年度~26年度の事故」です。
2年間の間で8回もの重大な事故が発生しています。
今回の事件の予兆が窺えます。

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(8/28追記)
産経新聞でも報道されました。

園児放り投げの保育園が改善報告書 職員を諭旨解雇、理事長も辞職へ 京都
2014.8.28 08:00

 京都市伏見区の民営認可保育園「春日野園」で6月に体操教室の時間中に5歳の男児が頭を打ち、頭蓋骨を折る重傷を負った問題をめぐり、園側が、男児を投げ出した30代の女性職員を退職金を辞退させた上で諭旨解雇処分とする内容の改善報告書を市に提出していたことが27日、わかった。提出は6日付。

 改善報告書では、理事長と理事長の親族にあたる理事兼園長も8月末で辞職するほか、事故防止策とマニュアルの策定、職員研修なども実施するとしている。後任の理事長と理事には保育行政の経験のある市職員OBが就任する。

 この問題をめぐっては、京都府警山科署が業務上過失致傷容疑を視野に捜査を始めている。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140828/waf14082808000005-n1.htm