子どもを叱りつけた経験は誰にでもあるでしょう。
同時に、叱り続けてしまう自分に嫌気が差してしまうこともあります。
そんな子育て真っ最中の方に読んで欲しいコラムをご紹介します。

 「早くしなさい!」「ちゃんと座って食べなさい!」「さっさと着替えなさい!」。今日も、朝から叱り続けてしまいましたか?
 本当に子どもはどうしてこう、思い通りにならないのでしょうね。イライラして怒ってばかり。そんな自分もいやになります。
 「ちゃんと叱ってしつけましょう」という声も耳に入ってきます。でも何だか、目くじら立てっぱなし。これで、気持ちの良い親子関係になっているのか、不安にもなります。
 実は親はいつも先を見て子育てしているのです。
 「遅れないように」「ちゃんとした大人になるように」って。ところが、子どもは今を生きているんです。このずれが、イライラです。
 残念ながら、子どもは体験不足ですし、発達もまだ未熟なのです。叱っても先を見通す力はつきません。明日から変わることはありません。でも、黙っていられませんよね? わかっちゃいるけどやめられない。親も子もそうなんです。
 子どもは、親が怒ると嫌われるのでは、捨てられるのでは、と心配になるのです。ですから、一日が終わり、眠りにつくときには、ぎゅっと抱きしめましょう。「あなたが大事」と伝われば安心します。
 正しいお母さんじゃなくたって、八つ当たりするお母さんだって、子どもは引き受けてくれます。だって、あなたが、大好きなのですから。

柴田愛子(りんごの木 子どもクラブ代表)
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著者の柴田氏はりんごの木子どもクラブ(「子どもの心により添う保育」をモットーに2歳半から就学前の子どもが通う”ちいさな幼稚園”)の代表を務めています。
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子育ては本当に大変です。
毎日毎日が暗中模索です。
保育園が休みになる大型連休中、どうしようかいろいろ悩んでいます。。。