保育所等を見学する際に「ぜひ見て頂きたい点」などは、以前に何度かお伝えしています。
保育所へ見学に行こう
よい保育施設の選び方 十か条(厚生労働省)

入所申込案内が配布された後、10月頃に保育所等を見学する方が多いと思います。
我が家がお世話になっている保育所でも、毎年10月は多くの方が見学に来られています。
しかし、10月は決して見学するのに決して良い時期ではありません(悪い時期でもありませんが)。

(1)日常的な保育以外の準備(特に運動会)でバタバタしている
見学する時に最も気になるのは「どの様な保育が行われているか?」という点でしょう。
そうした点を確認するには、一般的なスケジューリングに則って保育が行われている時期が最適です。
しかし、入所申込みが行われる10月は、多くの保育所等で運動会の準備が行われています。
その為に保育所等が浮き足立っている事が多く、通常とは異なる保育が行われている場合があるでしょう。

(2)見学者が多い
とりわけ多くの第1希望申込を集めるような保育所等の場合、毎日の様に多くの見学者が訪れるでしょう。
複数組の親子を同時に案内したりして、落ち着いて見学するのが難しい場合があります。

では、いつ見学するのが良いのでしょうか。
個人的にお勧めするのは今、6月~7月上旬です。

(1)新入所者が保育所等の生活に慣れつつある
4-5月は新入所者や新規職員が保育所等の生活に慣れるので精一杯で、保育所生活としてはややイレギュラーな時期に該当するでしょう。
職員も忙しく、見学時期を先にして欲しいという話をする保育所もあると聞きます。
見学者の案内よりも在園児・職員を優先するのは仕方ない事です。

一方、6月になると、多くの保育所等は徐々に落ち着いてくる頃でしょう。
4月に入所した園児達も保育所等の生活の勝手が理解でき、楽しく生活ができる頃です。
入所を検討している方が見学に訪れても、園児・職員は共に余裕を持って対応できるでしょう。

(2)見学者が少ないので、ゆっくり見学できる
この時期は見学者が少ないです。
園長・主任保育士等の案内の下、ゆっくりと園内を見学できるでしょう。
また、疑問点等があれば、時間の許す範囲でしっかりと質問できます(ここで嫌な顔をされたら要注意です)。

(3)入所申込前後に別の視点から再び見学できる
この時期に複数の保育所等を見学しておけば、それぞれの施設を比較検討でき、また新たな疑問(A保育所ではこうした保育を行っているが、B保育所では?)等も発生するでしょう。
時期をずらして2回目の見学を行えれば、そうした疑問をぶつける事が出来ます。

なお、7月中旬以降となると暑さで保育内容が変わり、プール保育を始める保育所等も多いでしょう。
入所を検討しているお子様の体力面にも負担が掛かり、見学するにはあまり良くない時期です。

梅雨の間の晴れ間での見学、ぜひご検討下さい。
見学したくなったら気軽に保育所等へ電話してみて下さい。