大阪市のH29保育所等一斉入所は10月17日(月)が締め切りです。当初は「18日」と書いていましたが、正しくは17日です(ご指摘ありがとうございます)。

既に書類を提出した方、これからの方、がんばって書類を作成している方、様々な方がいるでしょう。これから提出する方の為に、注意すべき点をまとめてみました。

添付書類の依頼は早めに

就労証明書・認可外保育施設の利用証明書等、様々な書類を申込書に添付して提出します。自分で記入する申込書とは異なり、こうした添付書類は外部の第三者に依頼して入手します。

中には作成・入手までに時間が掛かる書類もあります。たとえばとある大企業では、就労証明書の作成を依頼したら2週間も掛かったという話を聞きました。

また、入手したのは良い物の、記入されている内容に誤りがある事もあります。選考点数に直結する勤務時間に誤りがあったら大変です。再作成を依頼するしかありません。

こうした添付書類の作成を未だ依頼していなければ、大至急行って下さい。

提出前にコピーを

多くの区では申込書を提出した後、11月頃に面接が予定されています(一部の区では提出と同時に行う様子です)。また、申込書に関して区役所から問い合わせの連絡が行われる事もあります。

面接・問い合わせに際して正確に答えるには、提出した申込書を同じ物を手元に保存しておくのが重要です。申込書や添付書類は提出前に必ず複写して下さい。

提出してから気づき、区役所に「コピーを取らせて欲しい」と頼む方もいるでしょう。しかし経験上、区役所の対応は極めて冷たいです。公文書の取り扱い・本人確認等、様々な課題があるためでしょう。

余裕をもって提出を

提出期限は17日、つまり来週の月曜日です。しかし、当日に何が起こるか分かりません。お子様が唐突に発熱し、外出できなくなる事態もあり得ます。

また、提出した際に窓口から重要な誤り等を指摘される場合もあります。それから右往左往しても時間切れになりかねません。しかし、早めに提出して誤りに気づけば、週末を利用して訂正等を行えます。

可能な限り今週中に提出し、週末は一休みするのをオススメします。

なお、申込書の提出が期限に間に合わなかった時の救済措置は一切ありません。添付書類は後から追加提出できる物がありますが、申込書は対象外です。期限後の提出は二次調整から選考対象となってしまいます。

希望保育所等の順位は迷いすぎない様に

申込書で迷うのが「希望保育所等」でしょう。どの保育所等をどの順位で記入するかに多くの方が頭を悩ませます。基本的には昨年の(推定)入所最低点を参考に、入所したい順番に応じて素直に記入するのが良いと思います。

大阪市の一斉入所でありがたいのは、12月上旬までは希望保育所等の追加・変更が可能な点です。10月下旬に各保育所等の募集人数・第1希望数等が発表されるので、それを見てから変更する流れとなります。申込書の提出前に熟考するのは重要ですが、必要以上に考えても無駄になりかねません。

大切なのは「希望・入所する可能性がある保育所等をしっかり見学する」ことです。保育内容・雰囲気・保育士の構成・時間・設備・費用等には極めて大きな違いがあります。申込書へ記入する保育所等は全て見学すべきでしょう。

困ったときは早めに区役所へ相談を

書類不足・記入方法が分からない等、トラブルはつきものです。困ったときは早めに区役所へ相談して下さい。窓口の応対は徐々に親切になっていると感じています(以前は酷かった!)。丁寧に話を聞いて下さるでしょう。

一方、残念ながら職員によって対応に違いがあるのも事実です。思う様な回答や指示が得られなかった場合、他の職員に相談したり、他区の窓口に相談する方法もあるでしょう。

ただ、他区の窓口に相談する場合には注意が必要です。保育所等への入所事務は各区役所で行われています。つまり、例えばA区で得られた話がB区でそのまま通用しない場合もあります。特に例外事例・境界事例で多く発生している様に感じます。

泣きついても点数は変わりません

「保育所へ入るため、子連れで窓口担当者に泣きついた」という話を聞きます。しっかり裏を取ったわけではありませんが、「全く効果がない」と見ています。

そもそも入所選考は点数等の基準に則って機械的に行われているでしょう。泣きわめいても点数は変わりません。むしろ仕事の邪魔となってしまいます。淡々といきましょう。