理事長一族による私物化が問題視されたのが社会福祉法人夢工房です。

【9/29追記】社会福祉法人「夢工房」 私物化の軌跡(調査報告書より)

問題発覚から1年を前にして、刷新された経営陣が前理事長・前統括園長夫妻を告訴・告発しました。

さて、本日、前理事長及び前統括園長に対して、刑事上の責任を追及すべく兵庫県警察本部に告訴・告発状を提出し、受理されましたのでご報告します。

これは、前理事長等が当法人を私物化し、私的流用などの不法行為を繰り返していたことに対する刑事上の厳正な処罰を求めるものであります。

新理事体制としては、前理事長等の責任追及を行うため、兵庫県をはじめとする関係行政機関の全面的なご協力やご指導を得て本日にいたったものであり、改めて深く感謝申し上げます。

また、利用者様や保護者の皆様から寄せられました多くのご意見、激励のお言葉に支えられていることに、重ねて御礼申し上げます。

今後は、一日でも早く前理事長等の刑事責任が厳しく処断されるよう、司法機関による捜査に全面的に協力して参ります。

さらに、前理事長等への損害賠償請求を行う民事訴訟のための調査を進めており、今後速やかに提訴したいと考えています。

概要被告訴・告発者告訴・告発した罪状詳細(被害額)
告訴前理事長有印私文書偽造・同行使虚偽の理事会議事録の作成・行使
(1)背任(架空給与)3,922,060円
前統括園長(2)業務上横領(私的流用)3,334,282円
告発前理事長(3)詐欺(補助金詐取)37,898,960円
前統括園長(4)詐欺(補助金詐取)37,615,590円
合計82,770,892円

http://www.yumekoubou.or.jp/top/index.htmlより作成

約2億円の損失額を指摘した第三者委員会による調査報告書と比べると、被害額として告訴・告発した金額は一部に留まっています。親族等から返金された金額を除外し、捜査・起訴するのが容易な部分に絞り込んだのでしょうか。

こうした事案が発生した場合、捜査機関へ告訴・告発するのに長い時間を要しています。この間、被害内容や被害額を一つずつ特定し、自治体等の関係機関と水面下で話を詰めているのでしょう。「兵庫県をはじめとする関係行政機関の全面的なご協力やご指導」という部分に現れています。

不正流用等で保育園から追放された経営者は、悲惨な末路をたどっています。

2年前に保育園の運営費を流用してホスト遊び・高額な飲食等を行って話題になったのが、みるく保育園(東大阪市)です。

【ニュース】みるく保育園(東大阪市)の副園長、補助金でホスト遊びか

元園長・副園長夫婦は、東大阪市による刑事告訴から10カ月後に逮捕されました。

【ニュース・追記あり】みるく保育園の元園長・元副園長を詐欺容疑で逮捕

逮捕された当時は離婚しており、それぞれタクシー運転手・飲食店従業員として働いていました。豪華な自宅は競売に掛けられ、第三者が落札しました。2人は全てを失いました。

夢工房の前理事長・前統括園長夫妻はどうなるのでしょうか。