大阪市の平成30年度保育所等入所2次調整は、平成30年2月16日(金)が受付締切です。

2次調整を行うは各区役所のウェブサイトに記載されています(大阪市役所ウェブサイト更新情報(非公式):キーワード「保育」)。こちらを基に、既に複数の施設を見学されている方は大勢おられるでしょう。

「正念場」と称して、朝日新聞が記事で取り上げています。

大阪)「保活」正念場 大阪市の保育所2次受け付け中

 今年4月の入所を目指す認可保育施設探しが山場を迎えている。大阪市では昨年10月時点で1万5341人が申し込み、先週末から1次選考の結果が通知され始めた。現在、決まらなかった人が2次の申し込みのため続々と区役所を訪れている。窓口に訪れた親の思いを聞いた。

 「予想はしてたけどまさか全滅とは」。6日午前、次男(1)と一緒に中央区役所を訪れた育休中の会社員の女性(35)は、肩を落とした。

 市内には次々と高層マンションが建ち、「7歳の長男の保活をした時より、保育所事情は厳しくなっている」と危機感を抱いている。少し遠い保育所も含め第6希望まで書いたが、どこも入れなかった。「4月からの復職は延ばせない。しばらく高くつくけど、認可外施設に預けて次の選考の加点を狙うしかない」(以下省略)

https://www.asahi.com/articles/ASL265481L26PTIL013.html

今年の2次調整において、昨年までと大きく違う点をご紹介しています。

大半の区役所が2次調整リストをウェブサイトで公表

昨年までは半分前後の区しかウェブサイトで公開していませんでした。

しかし、今年は大半の区がウェブサイトで公表しています。(大阪市役所ウェブサイト更新情報(非公式):キーワード「保育」)から探せます。

今日は中央区役所も公開しているのを確認しました。これで情報収集が楽になります。

1歳児以外は意外に空いている?

各区の2次調整リストを見て感じたのは、「昨年よりも2次募集を行っている施設が非常に多い」という点です。

昨年は僅かな施設でしか募集を行っておらず、2次調整は厳しいと感じていました。しかし、今年は多くの区・施設で募集が行われています。特に0歳児の募集が非常に多いのが特徴的です。

また、入所しにくいと言われている2歳児・3歳児も多くの施設で募集されています。特に驚いたのは、南大江保育所(中央区)が2歳児・3歳児の募集を行っている事態です。

大きな理由は、ここ数年の間、保育所等の新設を積極的に行ってきた為でしょう。積もり積もり、2歳児や3歳児でも入所しやすくなってきたと考えられます。

最も厳しいのは1歳児

2次調整でも楽観できないのは1歳児です。何れの区でも、1歳児の募集枠は非常に少なくなっています。特に保育所での募集は殆どありません。

1歳児で2次調整を検討している方は、候補を広げて考えるのが良いでしょう。

注目すべきなのは、1次調整で募集を行わなかった、1次調整後に設置が決まった小規模保育です。2次調整で全年齢をフルに募集するので、入所しやすくなっています。

可能であれば、小規模保育での0歳児募集枠を1-2歳児に振り替えられないでしょうか。0歳児募集枠は多くの施設で空いており、長期的に空いたままになる可能性が高いです。長期的に空き定員が生じるのは勿体ないです。

募集予定が無い施設でも可能性はあります!

2次調整募集リストで公表されているのは、あくまで1次調整の結果が発表された当日(2月2日)の情報です。それ以降の変動は反映されていません。

2月に入ってから年度末での退所が判明した児童や、1次調整で決まっても辞退した情報は含まれていません。その為、入所予定数が「0人」となっている施設・年齢でも、2次調整で入所できるケースがあります。昨年度の2次調整でもありました。

どうしても入所したい保育所等の募集数が0人であっても、敢えて第1希望とする方法もあります。特に点数が著しく高い方やきょうだい加点がある方は、積極的に記入すると良い結果が出そうです。

一方、他の保育所等の希望順位が下がってしまうので、入所選考において不利となる場合もあります。特に同じ点数に非常に多く方がいる場合には、希望順位で明暗が分かれてしまうケースがあります。

また、「どうしても入所したい保育所しか記入しない、保留となったら認可外保育施設・企業主導型保育を利用する」という考え方もあります。

2次調整で本命保育所しか記入せずに保留となったものの、認可外保育施設を経由して年度途中入所・翌年度一斉入所で本命保育所へ入所した方は非常に多いです。

重要なのは情報収集と見学、遠方は要注意

2次調整は本当に時間がありません。短期間で候補となる保育所等を見学し、順位付けする必要があります。

ここで注意して欲しい点があります。「遠方の保育所等」です。

どこかへ入所したいあまり、登園するのが難しい保育所等も記入してしまう事もあるでしょう。しかし、内定後に登園し続けるのは非常に難しく、家庭や子供に大きな負担が掛かってしまいます。

実際に登園できるかどうかは、入所後に想定している登園方法で実地に確認して下さい。子供を自転車に乗せて30分も漕ぐのは大変です。

大阪市内にある保育施設は、大阪市子育て支援施設基本情報子育て支援施設マップでまとめています。ご活用下さい。

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