東京都港区青山に建設が予定されている港区子ども家庭総合支援センター(児童相談所)につき、以前に説明会が紛糾した旨をお伝えしました。

【ニュース】東京都港区青山に児童相談所建設計画 住民の賛否激突 地場不動産会社が反対署名を実施

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(12/20追記)
港区長は「予定通りに建設する。最後の住民説明会は開かないが、丁寧に説明していく。」と表明しました。

東京・港区が南青山に児童相談所を建設する計画について一部の住民が強く反対していることに対し、港区の武井区長は「今後も丁寧に説明していく」としつつも、計画通りに建設を進める方針を明らかにしました。

 港区は、高級ブランド店が立ち並ぶ南青山に、児童相談所や支援が必要な母子家庭が入所できる「母子生活支援施設」が入るセンターを、土地代を含めて100億円ほどかけて建設する予定です。12月19日の会見で港区の武井区長は「区としては計画通り、この施設を整備して、子どもたちや子育て家庭の負担を減らしたい」と述べました。この理由として武井区長は、現在、港区内に「母子生活支援施設」がないことを挙げ、区民に必要な施設だと強調しています。(中略)

 今回の状況について、武井区長は19日の記者会見で「今後も丁寧な説明を続ける」と強調しました。その上で、予定通りに施設を建設するために、今後は住民説明会は開かず、2019年度の当初予算案に建設費を計上し、準備を加速させる考えを明らかにしました。武井区長は「子育てに関わる全ての人に対するサービス提供、子育て拠点となる」とした上で「どこがふさわしいという議論にはなじまない。計画通り建設できるように努力していく」と述べました。

 港区は2019年度に工事を着工し、2021年4月の開設を目指しています。

https://www.youtube.com/watch?v=BkrU2SHjIRI

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12月15-16日に開催された説明会も紛糾しました。

青山ブランドに「児相の子つらくなる」 建設に住民反発

周辺住民らの反対で難航している児童相談所などの複合施設「港区子ども家庭総合支援センター」(仮称)の整備について、東京都港区は14、15の両日、説明会を開いた。延べ300人余りが集まり、住民からは「なぜ南青山なのか?」など立地についての質問が集中し、紛糾した。

港区は、地域で子育てを支援するセンターの建設を計画。児童虐待などに対応する児相や、子育てや母子生活を支援する施設が入る予定だ。昨年11月、南青山5丁目の約3200平方メートルの用地を、国から約72億円で購入、来年度に工事を始め、2021年4月のオープンを目指している。

説明会では、子どもの虹情報研修センター(横浜市)の川松亮研究部長が講演。「家族だけでなく社会が子育てに責任を持ち、地域ぐるみで支えなくてはいけない」と児相の意義を述べた。区は、三田にある子ども家庭支援センターへの相談件数が増え、昨年度は千件を超えたと報告。児相のほか子育てや母子生活を支援する複合施設の必要性を強調した。

区の説明に対し、周辺住民からは「なぜ高い土地を買って南青山につくるのか?」「保健所がある三田ではダメなのか」「人口が増えている港南地区にすればいい」など反対意見と質問が続いた。有賀謙二・区子ども家庭支援部長は「港区は広い空き地がなく価格も高い。審査を経て適正価格で国から譲渡いただいた。コスト意識をもって運営する」と答えた。

近くに住む女性は「3人の子を南青山の小学校に入れたくて土地を買って家を建てた。物価が高く、学校レベルも高く、習い事をする子も多い。施設の子が来ればつらい気持ちになるのではないか」「青山のブランドイメージを守って。土地の価値を下げないでほしい」といった声も出て、区側との考えの溝は埋まらなかった。

https://www.asahi.com/articles/ASLDH4W9FLDHUTIL00K.html

 東京都港区は14日、都心の一等地の南青山に2021年4月の開設を予定している児童相談所について、住民説明会を区内で開いた。施設を巡っては、地元住民の一部が「資産価値が下がる」と建設に反対している。

説明会の冒頭で区の幹部は「子育てに不安を持つ保護者は多く、行政が支援する必要性は高い」と意義を強調。「施設整備に疑問の声もいただいているが、増加する児童虐待から子どもを守るため、早期に整備したい」と理解を求めた。

16年の児童福祉法改正で東京23区が児相を設置できるようになり、港区は虐待を受けた子どもが生活する一時保護所や、困難を抱える母子家庭のための支援施設を併設する「子ども家庭総合支援センター」の建設を計画。南青山の国有地約3200平方メートルを約72億円で購入した。施設は地上4階建てで、工事費は約32億円を見込む。

しかし、周囲には高級洋服店やカフェが多く、住民の一部は「南青山に児相は似合わない」などと建設に反対。この日の説明会でも、参加者の一部からは「周囲には高級マンションがたくさんあり、子どもが泣いたら近所迷惑になる」「多額の費用をかけるなら、その分で多くの子どもを救う別の方法があるはず。なぜ青山に造るのか」などと反対の声が出た。

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/473160/

 港区が南青山に建設を予定する児童相談所(児相)の計画についての住民説明会が十四、十五日に赤坂区民センターであり、計約三百人が参加し、関心の高さをうかがわせた。 (山田祐一郎)

区は二〇二一年四月の児相開設を目指している。今年十月に住民説明会を開催した際、「施設は南青山にふさわしくない」などの反対意見が相次いだ。

今回の説明会は、区が住民の理解を得るためにあらためて開催した。十五日は、住民側から「なぜ南青山でないといけないのか。立地を検討した経緯を明らかにしてほしい」など、百億円を超える高額な事業費への批判や立地への疑問の声が上がった。

区側は、適した区有地がなく、国からの土地取得は適正だったとし「子どもの命と生活を守る施設だ」と理解を求めた。児相の専門職員の研修などを行う機関の担当者も、区が児相を設置する意義を強調した。

説明会に参加した子育て中の三十代主婦は「子どものための施設は必要だと感じる。青山のブランドイメージを損なうという住民には賛同できないが、百億円のコストについての区の説明は不十分だと思う」と話した。

児相は、児童福祉法改正で、港区などの特別区でも設置できるようになり、区は児相と一時保護所、現在みなと保健所(三田)にある子ども家庭支援センターなどの機能を持つ「(仮称)子ども家庭総合支援センター」の建設を計画。昨年十一月に南青山五丁目の国有地を取得した。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201812/CK2018121702000106.html

東京・港区は15日、南青山の一等地に児童相談所(児相)を含む複合児童施設の建設を計画している件で、前日14日に続き大規模説明会を開いた。説明会は計6度となるが、近隣住民が「ブランドイメージが落ちる」などと建設に強く反発。終了時間で質疑を打ち切ろうとした区の担当者に「まじめに答えろ」と怒声が飛ぶシーンもあった。

「青山のブランドイメージをしっかり守って欲しいし、世界に発信していく町。土地の価値を下げないでいただきたい」。南青山在住の3児の母は強く言い切った。児相の建設予定地は骨董通りから1本入った路地で面積は3200平方メートル。建設費用について区は、国から土地買い受けに70億円超、建物に約30億円で総額100億円超としている。この点にも出席者から「バブルのやり方」と批判が上がった。

両日とも、質問が殺到し終了時刻を超過。会場の外では、付近の不動産会社に事務局を置く団体による反対署名の活動も行われた。

一方、児相の充実は急務だ。虐待を受けた疑いのある子供は、今年上半期で3万7113人と過去最多。16年の児童福祉法改正で、東京23区の児相設置が可能となり、22区が設置の方針。説明会では反対派からも「児相自体は必要」との声が複数あり、区も住民も難しい判断を迫られている。

<参加者の主な声>

◆中年男性 青山の中でも一等地でなぜ作るのか。子供とつければなんでもいいのか

◆若い女性 (建設費から母子施設の入居数、税金などを自ら試算し)1世帯の月の家賃は約83万円。支援が必要なのはわかるが、とても納得できない

◆在住の高齢女性 入所した子供が1歩外に出ると、そこには幸せな家族、着飾った人、おしゃれなカフェ。その場面と自分を見たときのギャップ。そんな状況が心配

◆在住の中年男性 子を持つ親として、こんな理由(ブランド低下)で反対したとは、将来子供にとても言えない

◆30代の在住男性 建設反対は、虐待を受けている子供を見捨てる、虐待に加担している行為

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201812160000199.html

児童相談所等が設置される計画があるのは、東京都港区青山5丁目4番の一角です。

各社の報道等から、行政・賛成派住民・反対派住民等の意見を抜粋します。

【行政】
「家族だけでなく社会が子育てに責任を持ち、地域ぐるみで支えなくてはいけない」
「子育てに不安を持つ保護者は多く、行政が支援する必要性は高い」
「施設整備に疑問の声もいただいているが、増加する児童虐待から子どもを守るため、早期に整備したい」
「子どもの命と生活を守る施設だ」

【賛成派住民】
「子どものための施設は必要だと感じる。青山のブランドイメージを損なうという住民には賛同できないが、百億円のコストについての区の説明は不十分だと思う」
「子を持つ親として、こんな理由(ブランド低下)で反対したとは、将来子供にとても言えない」
「建設反対は、虐待を受けている子供を見捨てる、虐待に加担している行為」

【反対派住民】
「なぜ高い土地を買って南青山につくるのか?」
「保健所がある三田ではダメなのか」
「人口が増えている港南地区にすればいい」
「3人の子を青南小学校に入れたくて土地を買って家を建てた。物価が高く、学校レベルも高く、習い事をする子も多い。施設の子が来ればつらい気持ちになるのではないか」
「青山のブランドイメージをしっかり守って欲しいし、世界に発信していく町。土地の価値を下げないでいただきたい」
「周囲には高級マンションがたくさんあり、子どもが泣いたら近所迷惑になる」
「多額の費用をかけるなら、その分で多くの子どもを救う別の方法があるはず。なぜ青山に造るのか」
「なぜ南青山でないといけないのか。立地を検討した経緯を明らかにしてほしい」
「バブルのやり方」
「青山の中でも一等地でなぜ作るのか。子供とつければなんでもいいのか」
「(建設費から母子施設の入居数、税金などを自ら試算し)1世帯の月の家賃は約83万円。支援が必要なのはわかるが、とても納得できない」
「入所した子供が1歩外に出ると、そこには幸せな家族、着飾った人、おしゃれなカフェ。その場面と自分を見たときのギャップ。そんな状況が心配」
「万引きが心配、自警団を作って自衛したい」

児童相談所の意義そのものに反対している意見は無さそうです。反対する理由は「事業費」と「立地」に集約されます。

総事業費100億円

港区の説明によると、総事業費は約100億円(国からの土地購入費用が70億円超、建物が約30億円)とされています。価格の適正さを簡単に検証します。

まずは土地購入費用です。平成29年に72億4,000万円(1平方メートルあたり約225万4,707円)で購入しています。この土地(図中赤丸部分)の正面路線価は184万円です。


国税庁路線価図(H29)より

正面路線価を0.8で割り戻した金額(民間事業者同士が取引する場合の相場観の一つ)は230万円です。用地不足が顕著な東京都心部では、実際の取引価格はこれを上回っていると推測されます。

港区が取得に要した金額は概ね妥当、ないしは市場価格を下回っていたと考えられます。

なお、この地域で幹線道路に面した部分だと路線価は400万円~1000万円前後に跳ね上がります。幹線道路沿いと比べると、建設予定地は一等地と言い難い場所です。

次は建物です。整備計画によると、延床面積は約5200平方メートルとされています。1平方メートルあたりの価格は約57.7万円(坪単価は約190万円)となります。

民間工事や従来の公共事業の相場感覚と比べるとやや高く感じます。一方、公共施設特有の構造・設計や高騰する資材費・労務費等を加味すると、概ね妥当な金額ではないでしょうか。

確かに100億円は高額です。より優先度の高い他の事業に充てるべきではないか、との主張は理解できます。ただ、この場所に児童相談所等を設置するにおいては適切な事業費です。

南青山ブランドは実在するのか

反対派住民が繰り返し主張しているのは「南青山に作るな!」という意見です。ブランドイメージの毀損を警戒しています。

果たして児童相談所が設置されると「南青山ブランド」が傷つけられるのでしょうか。

関東に地縁や土地勘がない人間の率直な意見として、そもそも「南青山ってどこ?」というのが素直な感想です。銀座・渋谷・新宿、がんばって表参道や原宿までは分かります。

しかし、青山と聞いてもイメージが思いつきません。せいぜい青山学院大学です。世界どころか、大阪にすら届いていません(個人の感想です)。「南青山ブランド」は実在するのでしょうか。

また、子供が泣いたら近所迷惑になるのはどこでも一緒です。

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(12/18追記)
奇しくも青山学院大学では「全国児童養護施設推薦入試」を行っています。

社会福祉法人 全国社会福祉協議会 全国児童養護施設協議会に加盟している児童養護施設に入所している者を対象とした、施設長(施設責任者)の推薦による推薦入学試験制度です。

https://www.aoyama.ac.jp/admission/undergraduate/examination/exam_children_home.html

この春、第1号の入学者が誕生しました。

 児童養護施設で暮らす子どもたちの大学進学を後押ししようと、青山学院大(東京都渋谷区)は、全国的にも珍しい、施設出身者を対象にした推薦入試制度を導入した。今春、第一号で入学した桜井彩子さん(19)=仮名=は願う。「誰もが夢をみてもいい社会にしたい。制度が広まればうれしい」

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201812/CK2018121602000135.html

説明会での反対意見と対照的です。
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一部住民の差別意識

深刻だと感じたのは、「施設の子が来ればつらい気持ちになるのではないか」という旨の意見です。

こうした意見の根底には、「南青山に住んでいる住民は選民・上流階級であり、児童相談所へ入所する子供は一般国民の下層階級である。貧乏人は南青山に来るな!」という意識が垣間見えます。

これは差別意識その物であり、典型的なヘイトスピーチです。こうした意見を公の場で展開する事が恥ずかしくないのでしょうか。

また、様々な理由で児童相談所等へ入所する子供達からすると、こうした意見は「余計なお世話」です。自分の一方的な気持ちを他人の子供に押しつけるのは、良い大人がする事ではありません。

更には、南青山の様な「一等地」に住んでいる住民は、児童相談所等を利用する機会がないのでしょうか。

所得が高い世帯といえども、家庭に何らかの問題が生じて児童相談所を利用する事もあります。「児童相談所を利用する様な世帯は、南青山にはいない」と思い込んでいるのでしょう。

中には「子を持つ親として、こんな理由(ブランド低下)で反対したとは、将来子供にとても言えない」とする、バランス感覚を有した考えの方もいます。近隣住民にはどちらの考え方の方が多いのでしょうか。

なお、南青山地域を学区としているのは「港区立青南小学校」です。

東京では番町小学校・白金小学校と並んで「名門公立小学校」と呼ばれているそうです。反対意見を述べた方は、3人の子供を同小学校へ入学させる為に1億円以上の投資を行って引っ越してきたそうです。

青南小学校やPTA等を巻き込んだ騒動にならないか、少し不安です。

子育て家庭が交流する街に

児童相談所ばかりがクローズアップされていますが、この建物の1階部分には「子ども家庭支援センター」が入居します。子育て支援の拠点となり、様々なイベント等が行われる予定です。

こうした施設には子供向けの保育室や屋内遊戯施設が併設される事も多く、イベントの有無に関わらず多くの親子連れが訪れるでしょう。となると、周囲の人通りは更に増え、商業活動が活発化すると予想されます。

真っ先に客足が増えるのは、周囲の飲食店でしょう。ベビーカーを畳まずに置いて、ランチが食べられる場所が理想的です。親子連れに適したメニューを提供する店は、無視できない程に客足が伸びるでしょう。

支援センターの特色を上手く捉えられれば、この地域は「子育て家庭が交流する街に」に変貌する事も可能でしょう。

現地を見てきました

先日、東京へ行く機会があったので、ついでに現地を見てきました。


表参道駅から現地へ、人通りが多い小路です。反対署名を実施した団体が事務局を置く不動産会社の広告看板が、随所に掲示されています。


同社は近隣で物品販売店の建設を予定しています。児童相談所が設置されると、客足に影響するのでしょうか。


華やかな店が多く、そして多くの子連れ自転車も見かけました。




広大な建設予定地です。


説明会の案内が掲示されていました。


建設予定地の向かい正面にある飲食店です。美味しそうですね。


人種差別動画によって大炎上した、ドルチェ&ガッバーナの路面店がありました。説明会での差別発言と重なります。

12/18追記:発言者から説明会の様子を教えて頂きました

下記のコメントを頂きました。ありがとうございます。

12月14日の説明会に参加し「子を持つ親として、こんな理由で反対したとは、将来子供にとても言えない」と発言した者です。

ヤフーニュースの「https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20181215-00000021-ann-soci」の、red*****さんに対する返信に、当日の説明会の様子を記載しましたので、参考になれば幸いです。

私自身に子供が生まれてから、児童虐待に関心が高まったような気がします。繰り返される児童虐待のニュースを見るたびに、辛い気持ちになり、何とかしたくても自分1人では大きく効果がある対策は何もできない無力感を感じていました。今、この施策を応援できないなら、私たちがあの時感じていた辛さややるせなさは、一体何だったのか…と思っています。

私はただの港区の一住民に過ぎませんが、この社会的問題から目を背けたくない。自分の子供が大切だからこそ、周りの子供を1人でも守ってあげたい。どんなに小さなことでも、自分にできる範囲のことをやっていきたい。そう考えています。

数少ない賛成意見の一つを述べられた方です。ご紹介頂いたURLから、当日の説明会の様子を掲載します。なお、発言者の主観が混在している点はご容赦下さい。

反対派の方の人数は、過半数とまではいかないですが、自分が思っていたよりも多く、それなりにいました。反対の質問があるたびに拍手したり、大きな声でヤジを飛ばしたり。連携プレーのような感じでした。肝心の反対理由は、全く論理的ではなかったですが・・・

終了後、子供の写真と「児相は返せ」みたいな文字がプリントされたTシャツを着た女性が会場の出入口にいて、他の参加者の方と何か話し合っていました。少し怖かったですね。

会場には200人前後の方がいましたが、スーツを着た5~10名弱位の方が集団で座っており、例の不動産会社の関係者の方なのかな思いました。

説明会終了後、外で「青山の街を守る会」or「青山の未来を考える会」と書かれた封筒を配っている人がいました。配っている人から「反対派の人ですか?」と聞かれたので、「反対する人の気が知れない」と思わず言ってしまいましたが。

説明会における質疑応答において、反対派の意見があるたびに15~20人くらいが拍手していました。連携プレーにも見えました。

反対意見は本当に論理的ではなかったです。例えば「なぜ子供の施設なのか。高齢者のための施設、ペットのシェルターも必要。子供の泣き声で近所迷惑になる。」→私の心の中「突っ込みどころ多すぎ!」※すいません続きを別に書きます。

説明会終了後、子供の写真と「児相は返せ」みたいな文字がプリントされたTシャツを着た女性が会場の出入口にいて、他の参加者の方と何か話し合っていました。

賛成か反対かを問わず、質疑応答であった意見の中で、比較的まともな意見としては「港区に住む人は夜遅くまで働いている人がいるから、平日の夜間・休日の相談対応もお願いしたい」「施設の周辺で気軽に煙草が吸えないようにしてもらいたい」「(かなり批判的に聞かれていましたが)非行少年・少女にとって南青山は魅力的な場所であり、脱走する可能性が高いと思う。脱走する可能性を0%にする対策を取れるのか」「情報公開について」くらいでした。

私も意見を言いました。

「子を持つ親として、報道されているような反対理由で反対したなんて、将来子供にとても言えない。そんな父親になりたいと思わない。建設反対は、虐待を受けている子供を見捨てる、虐待に加担している行為と同じだと思う。」

これに加えて、港区側に「都の施設を区に移管するので、区と区との調整など業務がスムーズに行くようにお願いしたい」「児童福祉司の仕事は過酷だとも聞くので基準以上の職員配置や手当が付けれるのであればお願いしたい。母子の方の生活費、DV被害にあわれた方の生活費が、どこの財布から出るのかわからないが、児童福祉司の増員も含め、そういう目的のために使うものとして、港区版ふるさと納税のメニューに加えることを検討してほしい」と質問し、子ども家庭支援部長の有賀部長から「必ず担当の部署に伝える」と答えていただいたところです。

反対派の方は進行役の方に対して「賛成派の人ばかり指名しているんじゃないのか!やらせじゃないのか!」と言っていました。私は思わず隣の高齢女性に「やらせじゃないですよ!」と強くいいました。実際、ただの港区の住人ですから。

説明会の帰り道、たまたま反対派の高齢の女性2人組に会い、青山一丁目駅が入るビルの扉が重そうだったので、ドアを開けてあげたら何も言わず冷たい目で睨みつけられました・・・。

12/18追記:反対する「青山の未来を考える会」、事務局は不動産会社に

児童相談所の建設に反対する「青山の未来を考える会」は、ウェブサイトを公表しています。

立ち止まって、未来を考える。
私たちは「港区子ども家庭総合支援センター」建設計画の見直しを要請します。

青山の未来を考える会

同会の事務局が設置されている場所(建設計画の見直しを要請するために署名用紙の送付先)は、「東京都港区南青山5丁目2−1 ALLIANCE5F」です。

この場所は「株式会社グリーンシード」の所在地と同一です。同社は南青山一帯で不動産事業を営んでおり、周囲に多くの広告看板を掲載しています。児童相談所近くの土地で新たな商業ビルを建設中です。